おそらく自分自身が優しい人、自分を傷つけないような人を選択しているからであろう。
顔相学、ではないが、やはり顔にパーソナリティーの一部は現れる。
どこかで守りに入っている保守的な自分がそこにはいた。
なお、グラサンをしている彼がタレ目の権化のような、素晴らしいタレ目であった。
ある友人はOrtigasから、またある友人はLas pinasから見送りに来てくれた。
本音を言うと、嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちの半分半分だった。
なぜなら、このメンバーでちゃんと遊んだことがあるのは
たった1回だけだったからだ。
「フィリピンでは大切な友人や家族が何処かへ行くときはみんなで見送りにいくもんなんだよ。」
そう言ってくれたのは友人の一人だ。
確かに出稼ぎが多いフィリピンではこのような習慣があってもおかしくはないが、真相は定かではない。
ただ、たった15分のためにはるばる見送りに来てくれた友人を忘れたくはないと思った。
フィリピン人の暖かさに触れた。
今回使用する船は2GO TRAVELという会社の船である。
フィリピンではかなり有名な会社のようで、各地に支店もある。
シャトルバスで搭乗口まで行き、船に乗り込む。
まるまると太ったスーツケースを運ぶのを手伝ってくれる人がいるわけではないので、自分で運ぶ。大変だった。
こうして乗り込んだ船の中。
24時間近く過ごす船の全貌は、次回に続く…。