こんにちは!インターン生の栗原です!今回は、私が週4日の通勤で毎回使用している電車についてご紹介いたします!メトロマニラを走る電車は、フィリピン在住の日本人の間では危険なイメージがあったりもしますが、持ち物に注意し、かつ慣れてしまえばとても便利な交通手段です!
マニラの路線図は超シンプル?
日本で路線図といえば、東京や大阪などの大都市の複雑なものが浮かんできますよね。しかし、マニラは毎日数十万人が電車を利用しているにもかかわらず、路線はたったの4つしかないのです。そのため、他の線に乗り換えができる駅も片手で収まるほどしかありません。以前、フィリピン人の友達に東京の路線図を見せたことがありますが、複雑に交差している路線図を見てその友達は目を丸くしていました。マニラにはLight Rail Transit (LRT) が2路線、Metro Rail Transit (MRT) が1路線、Philippine National Railroad (PNR) が1路線、計4路線が走っています。(地図はPRIMERさんより拝借いたしました。)乗車料金も片道約38円から約62円と安く、ジープニーやトライシクルに並んで庶民の足として利用されています。自動券売機やLRTとMRTで利用することのできるBeepというICカードもあり、カウンターに並ぶ手間もなく便利に利用できます。
地獄の通勤・帰宅ラッシュ
日本でも、通勤・帰宅ラッシュのときはどれだけ待っても人の波は途切れず、ぎゅうぎゅう詰めでやっと電車に乗り込む、ということは珍しくありません。しかし!フィリピンの電車のそれは完全に桁違いなんです!!東京の終電近くの電車も、ディズニーランド閉園後の舞浜駅も、きっとフィリピンの通勤・帰宅ラッシュの人の多さには劣るでしょう。何がそんなにひどいのか・・・そう思いますよね?私自身、インターン初日にオフィスに向かうときに驚いたのが、そもそも駅構内に入れないということなんです。インターンシップを始めるまでBGCはおろか、マカティエリア方面に電車で来ることなど一度もなかった私は、インターン初日、Google Mapが1時間で着くと言ったルートに素直に従って、朝7時半に家を出ました。ところが、いざ改札に着くと、そこには長蛇の列ができていたのです。さすがのGoogleも人の行列ができていることなんて教えてくれませんよね。少しずつでも列が動いているならまだしも、一向に動かないまま10分ほど過ぎてしまいました。やっと動き出した列に安心したのもつかの間、ホームに上がるとそこにはまた行列が。遅刻必至です。あのときにかいた変な汗は今でもはっきりと覚えています。ホームに上がって電車を3,4本見逃したあと、電車自体にはようやく乗れましたが、電車の中も案の定、人がすし詰め状態です。人のひじがみぞおちに入ったり、何かの拍子に髪の毛をつかまれかけたり、冷房のかかっている車内もそれだけの人がいると熱気で蒸し暑くなっていました。ここまでが私がインターン初日に経験した電車に関する出来事です。インターンが始まって1ヶ月半が経とうとしている今となっては、乗る駅を始発駅にできるだけ近いところに変えるなど工夫して利用することで、人混みの中でもうたた寝してしまいそうになるまでになっています。
電車がフィリピンの発展を引っ張る!?
現在、4路線のみのメトロマニラの電車ですが、現在フィリピン政府は交通インフラの整備を進めており、今ある路線の延長、新しい路線の拡大が発表されています。完成時期はそれぞれ異なりますが、10年後にはきっとさらに便利な交通機関になっていることでしょう。これによって、世界最悪、年間の経済損失が2.6兆円にものぼると言われるメトロマニラの渋滞も少し緩和されるかもしれませんね!以上、栗原のインターンブログでした!